3Dスキャンにはいくつかの種類がありますが、据え置き型とハンディタイプの2つに大きく分けることができます。持ち運びができるか、そうでないかという分け方です。
利用シーンに応じて最適な3Dスキャナーが選択できるように、どんな時にハンディタイプが有効なのかについて見ていきましょう。
3Dスキャナーの選択や撮影の相談を承っておりますので、聞いた方が早い!という方はこちらからご連絡くださいませ
1 : 十分なスペースが確保できない場合

単純なことですが、据え置き型の3Dスキャナーは設置のための十分なスペースが必要になります。十分なスペースが取れない場合、小回りの効くハンディタイプがベターと言えます。
- イベント会場で3Dスキャンサービスを提供する場合
- オフィスなど、比較的スペースが限られた場所で撮影する場合
2 : 撮影までのスケジュールが短かい場合

据え置き型の3Dスキャナーを使用する場合、対象物がスタジオにある必要がありますので、人などを撮影する場合はスタジオまで足を運ばなければなりません。
ハンディタイプであればどこでも持ち運ぶことができますので、スタジオに足を運ぶことが難しいスケジュールがタイトなプロジェクトにおいてベターと言えるでしょう。
こんなケースの場合はハンディタイプがいいでしょう
- 演者のスケジュールが取れずスタジオに行くことができない
- 撮影の時間が数分しか取れず据え置き型の設備を設置する時間が設けられない
3 :隠れた部分が多いものが対象となる場合

例えば人を撮影する場合、脇のしたなどは影になって隠れてしまうため、3Dスキャンできないことがあります。ハンディタイプであれば脇の下にスキャナーを回り込ませて撮影ができるので、影になって隠れてしまうものであっても3Dデータが作成できます。
4 : 動かないものが対象となる場合

ハンディタイプでの撮影時間はサイズにもよりますが大体10~30分程度。この間対象物は動かないことが前提となります。対象物が動いてしまうと3Dデータのクオリティに影響が出てしまうため、フィギュアや小道具などの動かないものが対象物の場合はハンディタイプがオススメです。
5 : 高い解像度が求められる場合

ハンディタイプのArtecEvaは微細な形状が取得できると共に、高解像度のテクスチャ(色データ)も取得することができます。リアルな質感が求められるシーンでもハンディタイプは活躍します。
- リアルさが求められるゲームや映像制作
- 文化財やアート作品など
