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文化財で3Dスキャナーが重宝される「なるほどねー」な理由

文化財で3Dスキャナーが重宝される「なるほどねー」な理由

歴史的に貴重な文化財を3Dスキャナーで取り込んで3Dデータにして配信する。日本ではまだまだ数は多くありませんが、海外では活発にこうした動きがみられます。

多くの場合、取得したデータはウェブサイトなどで公開され、プロモーションの一貫として行われているのですが、3Dデータ化のメリットはもっと別のところにもあったのです。

 

手でべたべた触れなくてもじっくり観察できる

3Dデータ化の最大のメリットはここにあるようです。そもそも貴重な文化財は手で触れるだけでも細心の注意を払わないといけないもの。保管庫から引っ張り出して、ぐるぐると回しながら観察するなんてもってのほか。万が一、破損したり変色したりしたら一大事です。

そこで3Dスキャナーが活躍するわけです。1度3Dデータにしてしまえば、360度どこからでも自由に観察ができますし、どれだけ近くで見ても問題ありません。

これまで出来なかった自由な観察が3Dデータになることで出来るようになる。文化財の3Dデータ化は、プロモーション以外のメリットも大いにあるのです。