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多様な3Dスキャナーの紹介[ 3Dスキャンに適した機材は?]

多様な3Dスキャナーの紹介[ 3Dスキャンに適した機材は?]

多様な3Dプリンタが出現し、またVRのような新しい市場が立ち上がってくる中で、どのようにそれぞれの用途にあった3Dデータを作成するか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

3Dデータ作成の一つの手段として、3Dスキャンの活用が挙げられます。今までもリバースエンジニアリングや計測目的などで活用されてきた3Dスキャンですが、デジタルアーカイブや3Dコンテンツ用ベースモデルの作成など、その用途は広がってきています。

この記事では、多様な光学式3Dスキャナーをまとめていますので、目的にあった選定に役立てていただければと思っています。

Artec Eva
  • 850gと軽量で持ち運びが非常に楽なため、動かせない対象物でも現場で対応することが可能
  • ターゲットポイントやキャリブレーションが不要で、効率的にスキャニングすることが可能
  • スキャニング時にテクスチャー情報も同時に取得するため、カラーの3Dデータを作成することが可能
  • 3D解像度(最大)は0.5mm
  • レーザーを使用していないため、人物などが対象でも安全に使用できる

URL : https://www.artec3d.com/ja/hardware/artec-eva

 

Artec Space Spider
  • Artec Evaと同様850gと軽量で、使用する場所を選ばないハンディスキャナー
  • 比較的小さなものを対象とした3Dスキャナーで、0.1mmという高い3D解像度
  • レーザーを使用していないため、人物などが対象でも安全に使用できる
  • ターゲットポイントやキャリブレーションが不要で、効率的にスキャニングすることが可能
  • スキャニング時にテクスチャー情報も同時に取得するため、カラーの3Dデータを作成することが可能

※動画はArtec Spiderの紹介になります。

URL : https://www.artec3d.com/ja/hardware/artec-spider

 

Sense 3D Scanner
  • 販売価格5万円前後と安価なハンディスキャナー
  • 大きなものから小さなものまで撮影可能で、対応範囲が広い
  • カラーでのデータ習得が可能で、テクスチャー情報も同時に取得する
  • パーソナル3Dプリンター向けのデータ作成のために作られており、数値的な精度指標はない
  • 軽量でハンディタイプ

URL : http://ja.3dsystems.com/shop/sense

 

HANDYPROBE NEXT
  • 最大0.02mmの精度で、高い再現性を誇る
  • 0.2〜10mの部品を正確に測定
  • 重量は5.7kg
  • ハンディタイプ光学式三次元座標測定機

URL :http://www.creaform3d.com/ja/ce-ding-soriyusiyon/potaburuzuo-biao-ce-ding-masincmmhandyprobe

 

The Matter and Form desktop 3D scanner
  • 据え置き型のデスクトップスキャナー
  • コンパクトなため、持ち運びは可能
  • 自動的にスキャニングを行う仕様で、撮影時間は解像度によるが、最短数分程度
  • スキャニングの際にテクスチャーも同時に取得
  • 価格は5万円前後と比較的安価な部類に入る

URL : https://matterandform.net/scanner

 

SLS-3HD
  • 撮影時間は数秒で、解像度は対象物の±0.05%程度
  • 測定範囲は60mm~500mm
  • プロジェクターでのパターン投影方式を採用
  • 再現性は高く、人間の指紋も表現することが可能
  • 連動して制御可能な回転テーブルとの併用が推奨されている

URL : http://www.david-3d.com/ja

 

EinScan-Pro

10フレーム/秒で高速スキャンできる「Handheld rapid」、スキャン精度0.1mmの「Handheld HD」、50μmの精度で360度のスキャニングを1分半で処理する「Auto」、大型部品のスキャニングに利用できる「Free」といった4つのスキャンモードを使い分ける事が可能。

日本国内での販売価格は619,000円(税抜:2016年5月現在)

URL : http://www.einscan.com/#!einscan-pro/ce8p

 

 

SCANIFY
  • 人物スキャン用に開発されたハンディスキャナー
  • カメラのような使い方で、手軽に3Dスキャンが楽しめる
  • スキャンできる最大範囲は対角37cmで、それ以上のものをスキャンする場合、別のソフトウェアが必要
  • 3D解像度は最大0.25mm

URL : http://www.kncolor.com/3dscanner/Scanify/

 

その他にも様々な3Dスキャナーがありますので、ぜひ用途にあったものをお選びいただければと思います。
また継続的に情報を更新していきたいと思いますので、追加してもらいたい機材等ございましたらぜひご連絡ください。